狂い咲きシネマロード

哀しきアラサーリーマンの映画と漫画と愚痴。映画も漫画も古い物やマイナーなものが好き。たまに最新映画。勝新信者、渡瀬恒彦ファン。

0

『ブルージーンズ・ジャーニー』 中年オヤジと不良少女x2のかしましロードムービー

『ブルージーンズ・ジャーニー』を観た。
ニューシネマもそろそろ形骸化していた頃、不良少女2人が中年オヤジを拉致するという変則的なロードムービー。

ディック・リチャーズというと青春西部劇『男の出発』の監督だが、中年男の悲哀を書かせても上手い。
寡作なのが残念。本作もVHSしか出ていないし。

『ブルージーンズ・ジャーニー』(1975)
監督 ディック・リチャーズ
主演 アラン・アーキン

Rafferty & Gold Dust Twins [VHS]


アル中の気がある冴えない中年アラン・アーキン。
ヒッチハイクで拾った不良少女2人に銃を突きつけられ、なし崩し的にアメリカ横断旅に出る。

ボーイッシュな方の少女(マッケンジー・フィリップス)アーキンに犯行ばっかりしているガキっぽさがあるが、歌手志望の方はちょっと大人っぽく、アーキンといい中になってしまう。
遅れ馳せの青春、味気ない仕事生活にはないみずみずしさを取り戻していく。
アーキンはいい大人なので、恋人が色仕掛けで店員を騙している時も無駄に嫉妬せず余裕の感じ。

ところが、ある歌酒場で過ごしていた時に彼女がバンド男に見初められ、あっという間にとられてしまう。
テーブルで談笑する2人をチラチラと観ていたが、いつまにか2人はどこかへ抜け出している。
一時的に若い女とデキて若々しくなったつもりでも、彼女の人生の岐路には選んでもらえない現実。
少女達よりアーキンに近い年齢になってしまった俺としては、このシーンは身につまされる。

遅れ馳せの青春が去った後、喧嘩ばかりしていた筈のマッケンジー・フィリップスが残る。
反撥ばかりしていたが、いつの間にか子犬のように懐き始めた少女。
前の彼女のような恋人関係にはならないだろう。
この後、2人はどういう人生を送るんだろう。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

スギノイチ

Author:スギノイチ
映画と漫画に溺れつつ、それらと無縁の世界で働く哀しきリーマン。
古いものばかり愛好して時代に取り残されてます。
最後の昭和世代。
勝新太郎信者、渡瀬恒彦主義者。

Filmarksもやってます。
https://filmarks.com/users/suprushken

Twitter

リンク

検索フォーム

月別アーカイブ