狂い咲きシネマロード

哀しきアラサーリーマンの映画と漫画と愚痴。映画も漫画も古い物やマイナーなものが好き。たまに最新映画。勝新信者、渡瀬恒彦ファン。

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地味ながらも秀作なホラー『恐怖のいけにえ』

アマゾンで見つけた『恐怖のいけにえ』のパッケージがビビッときたので、買ってしまった。

タイトル通り『悪魔のいけにえ』フォロワーの小品ホラーではあるが、なかなか凄いなコレは。
多分に漏れず差別的な描写がめちゃくちゃ多いが…

『恐怖のいけにえ』(1980)
監督 ピーター・フォレグ
主演 バーバラ・バック

恐怖のいけにえ -デジタル・リマスター版- [DVD]


物語はよくあるテンプレ通りで、3人の娘が館に迷い込み、そこに隠れ住んでいた殺人一家に襲われるというもの。
スプラッタは全く大したこと無いし、バーバラ・バック以外の2人が全く印象に残らないが、猟奇的な設定と異常な雰囲気はピカイチ。
特に殺人一家の設定がおぞましくも哀れで、レザーフェイス一家のような陽キャ集団には無い哀愁がある。

パッケージの青白い顔はダウン症らしき巨漢の青年で、館の主人である兄妹の近親相姦で産まれた子供だ。
巨体と怪力による演技の迫力が凄くて、スクリーンでみたらさぞ臨場感があっただろう。
殺人は主にこの息子が担当していたようだが、基本的に殺意はなく、どうやら人形遊びの延長で勢い余って殺していたらしい。
醜悪なのは父親である館の主で、妹を長年犯し続けて息子を産ませたらしい。
見た目はまるっこくて愛嬌のあるおっさんなのだが、おどけたように妹に接する姿が背景を知った後だと忌々しい。

前半は少しスローペースのまま続くが、息子が登場して以降は音楽も映像もノンストップ。
何とも言えない無情な結末で、有象無象のスラッシャー映画では味わったことのない後味が残る。
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Author:スギノイチ
映画と漫画に溺れつつ、それらと無縁の世界で働く哀しきリーマン。
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勝新太郎信者、渡瀬恒彦主義者。

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